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Comparison / Electronic Contract

クラウドサイン vs GMOサイン 徹底比較|立会人型と当事者型の使い分け 2026年版

国内電子契約の2強「クラウドサイン」と「GMOサイン」を、運用視点で徹底比較する。立会人型/当事者型の違い、料金、業種別の選び方、乗り換えコストまで2026年4月時点で整理した。

30秒で結論

クラウドサインが向く

一般的な業務契約(業務委託・NDA・売買契約)が中心で、簡便な立会人型で済ませたい中小・スタートアップ。シェアNo.1の安心感と、相手先の利用ハードルが低い。

GMOサインが向く

重要契約(取締役会議事録、認証取引、不動産関連)で当事者型署名を使う必要がある法人。立会人型と当事者型を1サービスで両用できる柔軟性。

料金プラン比較(2026年4月時点)

クラウドサインGMOサイン
無料プランあり(月3件まで・標準機能のみ)あり(月5件まで・お試し型)
有料プラン最安11,000円/月(Light)9,680円/月(契約印)
標準プラン30,800円/月(Corporate)9,680円〜(契約印 + 実印)
送信課金(基本料金以外)220円/件110円〜330円/件(型による)
無料トライアルあり(要問合せ)あり(フリープラン延長)
初期費用0円0円

注: 2026年4月公式サイト時点。プラン詳細は変動するため公式要確認。

立会人型 vs 当事者型の違い

電子契約サービスの肝。両者の違いを理解しないと選定で詰む。

立会人型(事業者署名)当事者型(本人署名)
署名する人サービス事業者が代理契約当事者本人
本人認証メール認証+ログ電子証明書(マイナンバーカード等)
導入容易性◎(メールアドレスだけでOK)△(電子証明書の準備必要)
法的証明力○(多数の判例で有効性確立)◎(最も強い)
主な用途業務委託・NDA・売買契約不動産・取締役会議事録・認証取引
クラウドサイン◎(基本)△(ハイブリッド対応)
GMOサイン○(契約印)◎(実印)

機能比較(実運用の7軸)

1. 契約相手の操作ハードル

クラウドサイン: 受信者は会員登録不要。メール内リンクから即署名可能。
GMOサイン: 当事者型では電子証明書が必要なため、相手も準備が必要。立会人型(契約印)なら同じく登録不要。

勝者: クラウドサイン

2. テンプレート機能

クラウドサイン: テンプレート保存・カスタマイズUI が直感的。
GMOサイン: 業種別テンプレートが用意されている。

勝者: 引き分け

3. 既存ワークフローとの連携

クラウドサイン: kintone・Salesforce・LegalForce等、業務SaaSとの連携が豊富。
GMOサイン: 標準連携先は限定的だがAPI公開で柔軟。

勝者: クラウドサイン(標準連携)

4. 法的効力

両者とも電子署名法に準拠。最高裁判例(令和3年)で立会人型の効力も確立。重要契約では当事者型を選ぶべきだが、その場合GMOサインが対応で優位。

勝者: GMOサイン(当事者型対応)

5. 大量送信のコスト

送信件数が月100件超の事業者は、追加課金体系の差で年間数十万円違う。クラウドサインは件数無制限の上位プランで対応、GMOサインは件数別段階課金。

勝者: クラウドサイン(件数無制限プラン)

6. 多言語対応

クラウドサイン: 日本語・英語UI。海外取引でも一定使える。
GMOサイン: 日本語が中心、英語UIは限定的。

勝者: クラウドサイン(多言語)

7. サポート品質

両者ともチャット・メール対応。電話サポートは法人プラン以上。両者とも国内ベンダーで対応速度に大きな差はない。

勝者: 引き分け

業種別おすすめ

業種・用途おすすめ理由
SaaS / IT スタートアップクラウドサイン業務委託・NDA中心・受信者ハードル低
士業(弁護士・会計士)GMOサイン当事者型必要な重要書類対応
不動産・宅建業者GMOサイン当事者型、宅建業法に対応
個人事業主・フリーランスクラウドサイン(無料)月3件まで無料、相手も会員登録不要
大手企業(取締役会等)GMOサイン(実印)当事者型署名で証明力最強
多国籍取引クラウドサイン英語UI対応
建設・製造用途次第下請契約は立会人型、認証関連は当事者型

乗り換えコスト

過去の契約書PDFは両者ともダウンロード可能なため、乗り換え時にデータが失われる心配は少ない。ただしテンプレート・ワークフロー設定は再構築必須。年契約で運用している場合、契約満了月での切替が経済的。

よくある質問

Q. シェアはどっちが大きい?
クラウドサインがシェアNo.1(弁護士ドットコム提供)。GMOサインはNo.2クラスで急成長中。シェアの差は受信者の使い慣れに反映されるため、相手先がクラウドサイン慣れしていれば導入が楽になる。

Q. ドキュサイン(DocuSign)はどう?
世界シェアトップ、英語圏取引に強い。日本語UI・国内法対応はクラウドサイン/GMOサインに劣る。海外と取引が多い大企業向け。

Q. 印紙税はどうなる?
電子契約は印紙税の課税対象外(電子データであるため)。クラウドサイン/GMOサインで電子締結すれば紙契約より節税になる。

まとめ

立会人型で十分なら クラウドサイン、当事者型を含む柔軟性が必要なら GMOサインが基本路線。月の契約件数・取引相手の規模・対応する書類の重要度の3軸で選ぶ。両者とも無料プランがあるため、両方を実運用で試してから決めるのが最も確実。

他の電子契約サービス(ドキュサイン、SmartHR、CECTRUST-Light等)も含めた総合表は 電子契約サービス比較 を参照。

著者: ソロビズ / 最終更新: 2026年4月29日